2016/12/12

ブログ | 2016/12/12 23:59
大智院のご住職から境内にあるものの説明を受けている最中、突然経験した事ない腹痛に見舞われる。へその上あたり真ん中、内臓をぎゅーっと絞られたような痛み。説明を聞いている余裕もなくなってきたが、異常を悟られまいと平静を装う。
(ちょうど退出するところだし、車に戻って少し休めばなんとかなるやろ)
とこの時は思った。お別れを言いながら参道歩いて車に戻っているわずかな間、この痛みはおかしい、歩くのも精一杯だということに気づく。ここでようやく覚悟して、住職に救急車を呼んでもらおうかと思った。車に着くと、
「パンフレットを持ってきてあげるね」
とご住職が庫裏へ向かわれた。もう、ここで呼んでもらうしかないと、庫裏の中へ入っていかれた住職を追って、玄関の前で座り込んだ。次に住職がパンフレットを持ってここに戻って来られたら、もう救急車を頼もうと思った。

しばらくして住職がパンフレットを渡しに現れた、そこへ、
「すいません突然ひどい腹痛なので救急車を呼んでもらえませんか」
と頼む。住職は当然びっくりされ、
「救急車?!トイレ使ってもいいし、ちょっと横になって休んでいったら?」
と言われる。

だが玄関先で寝転んで動けなくなってる私を見てすぐに住職は救急車を呼んでくださった。救急隊と会話する住職だが、当然私の情報などを何も知るはずもない。途中で電話を代わって少しに何かを情報を伝えたと思う。会話しながらも救急車はもう出て向かっていますからと言われて安心する。本当にすぐに救急車のサイレンが聞こえてきた。私の車が救急隊の妨げになると住職は危惧されて、車の鍵を私に渡すように求める。どちらにしろ私が運ばれてしまったら車がここに残るわけで、ちょうど良かった、鍵を託す。

確か自力で担架に寝転んだ。運ばれながらご住職に
「ほんと迷惑かけてすみません」
と何度も謝る。救急車内行き先の病院を決めている。どうやら●●西医療センターになりそうだったので、私が、
「K南病院にしてもらうことはできませんか?」
と尋ねたが、症状を見て生死に関わるようなものじゃないと、K南病院には案内してもらえないようだ。
●●西医療センターは、私の中で印象が最も悪い、祖父や甥を亡くしている病院である。これも運命かと受け入れる。

車内で救急隊員は何やら一生懸命話しかけてくれていた。意識ははっきりしており、正直、返事するのもつらかったが返事した。家族に電話をという事で、妻の電話番号を伝えたが案の定出ない。何回かかけ直しているので、
「出ないかもしれませんいつもそうなので」
と。

病院内、痛がってはいるが意識もはっきりしていることと、バイタルも悪くないこともあってかそんなに緊張感はない。私も最初に比べたら痛みは何割かに軽減はされていた。ただ車はとても運転する気にはなれない。問診や各種同意書などを書いた。痛みがマシになっていることもあって、この時点で私は、単なる腹を壊したとかそういった類のことだろうかと考えていた。医師からは「何かナマモノを食べていないか」とか、「昼には何を食べた?」とか聞かれた。妻と連絡がついたらしい。子供を迎えに行ってから(病院へ)行っていいかと言うに言われたらしく了承したと。案外早く妻が来た。それから、CTスキャン、レントゲン。この時点で原因はまだ不明。20年前尿管結石の既往歴があるもので、今回も結石かなと言われかけていた。証拠に腎臓に結石が確認されるとのこと。ただ私の記憶では結石の時にはこんな腹痛がなかったということは伝えたので、それがちゃんとを考慮してくれているようだった。とりあえず痛みを取りましょうということで座薬をしてもらったが、昔結石の時にはあれほど聞いたのに今回は全く効かない。医師も座薬が効かないほどの痛みということでより慎重に検査を続けてくれるようだった。

造影剤を入れて、CTを撮ることになり同意書記入。尿管結石の時にやったような気がしたので、経験ありと答えた。だが実際造影剤を入れられた時のあの熱い感覚、未経験だった気がする。

背中がなんだか重い感じがして、寝ていると圧がかかって辛い。結果座ってあぐら組んでるほうが一番楽なことに気づく。尿意が来ると、最初は尿瓶でと言われたが、「トイレ行けそうだね」ということで車椅子で連れて行ってもらう。次に尿意がすぐに来たので、またトイレを頼む。点滴をしてるせいらしいが、すぐにたまる。たしか2回目のトイレは、何かの検査のついでに寄ってもらった気がする。

現在主治医である外科の医師は、病院内にいるはずなのになかなか連絡がつかなかったらしく、結構待った気がする。

検査結果が出て妻が救急の場所に呼ばれて対面する。「迷惑をかけて」と冷ややかな目をしている。医師の説明。現時点で原因と考えられるものは、造影剤を入れてのCTの時に、腸の方への血管にも造影剤が流れるはずなのに流れていない。この結果に何らかの異常があるのではないかと疑っているとのことだった。説明が終わり妻が部屋を退出する際に、私の額を指ではじいて行った、それを見た看護師さんがクスッと笑った。救急の隣の小部屋にうつされる。子供達も入ってきて暴れる。体中冷たく寒かったのを妻が気にして暖めてくれた。また外科の医師が来て説明、さらに確実なものにするため、鼠径部を切開し、動脈の中にカテーテルを通し、患部近くで造影剤は流し撮影することにより原因を突き止めたいということだった。日を改めるのかと思ったら、人が揃ったらすぐにやるということで。さっき、くすと笑った看護師さんだったのだろう、妻に「旦那さんも大変なんだからデコピンしないであげて」と笑って言ってくれた。
こんな時に便意が来た。救急の横の小さな部屋で家族とともにいたが、渡されたナースコールが作動せず、妻に声をかけてもらった。車椅子で年配の看護師さんが連れて行ってくれたが、この方はトイレの外ではなくカーテン越しで待機されていたので、排便しづらかった。

どうやら外科が担当するということで、外科のICUに運ばれる。手早く着替えさせられるが、薄着の上、室温低くとても寒い。ほどなくして剃毛を告げられ。

準備が整いいよいよ、動脈にカテーテルを入れて造影剤を使っての撮影となる。長い移動。みんな気を使って明るく声をかけてくれるのだが、かつて歯の麻酔があまり効かなかった事を思い出したりして、ちゃんと麻酔が効くのだろうかという余計なことを考えてしまった。麻酔を打ちますというところが教えてくれてちくっとしたのだが、それからがわからない。そうこうしているうちに血圧がものすごく高くなっているらしく、処置が中断、看護師さんが何度も声かけをしてくれる。190から200を超えていたらしい、それでも手早くやってもらう。ちょうど腹痛が起きていたところに熱いものが広がる。これで終わりと思いきや、今日はここまでと。このカテーテルを挿入したままの状態を維持し、直接患部の血栓を溶かす薬を流し続ける。そのためカテーテルがずれるといけないので右足は絶対にまっすぐにしたのは動かしてはいけない。寝返りもダメ、明日また同様に造影剤の撮影をするまで。

慣れないため、右足を動かしてしまいそうになると、周りが慌てて動かさないでと。

ICUに戻り、尿の管を挿入する。聞いてた通り痛かったが、迷いなく一気にされる様は、鼻から胃カメラを入れられた時を思い出した。右足が簡単なギブスのようなもので固定されている。ICUなので子供は入れず妻のみ面会、尿の管の痛さや違和感について話す。時間は随分遅く、帰っていった。

このまま、ICUで過ごさなければならないが、一番気になるのは便意があること。おむつの中にしてもらうしかないと言われるも、力が入らないというか、できない。次に尿の管、じっとしてても痛いし、意図して排尿するととても痛い、さらに動かしていい方の左足の腿の付け根に固定してるもんだから、左足動かすと尿の管を刺激してこれまた痛い。こうなると当然寝返りが打てないので、背中の圧迫感はたまらない。また、信じられない薄着に薄い毛布、寒い室温。寒いと訴えたら電気毛布はもってきてもらえたが、右足が布団からはみ出ていても直す術がなく、凍りつくようだった。全く寝れる気がしない。
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